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はじめてのWebサイト!~第3回目~

2020年より新しく技術開発推進部に仲間入りした女性社員3人が、ゆりちゃんに代わって情報処理技術についてはじめての方にも分かりやすく説明します。

えりちゃん
跳び箱が跳べない

ゆいちゃん
マスコット集めが最近のブーム

ともちゃん
聞き流すことが得意

リーダー橋本氏
今回の講師

はじめに

リーダー橋本氏

前回学んだCSSやJavaScriptに続いて、
今回はWebサイトの仕組みに重要なWebサーバーについて学んでWebサイトを完成させてみよう。

ともちゃん

前々回で簡単に学びましたが、 WebサーバーはクライアントのWebブラウザに対して
要求された情報(ファイル)を提供する役割を持つコンピュータですね!

ゆいちゃん

Webページには、誰がいつ見ても同じように表示される静的なWebページと
ユーザの操作によって表示が変わる動的なWebページがありますよね。

えりちゃん

Webサーバーでの動的・静的な処理はどのような仕組みなんでしょうか。

リーダー橋本氏

Webサーバーの処理について図にまとめてみたよ。順番に見ていこうね。

Webサーバーの処理

リーダー橋本氏

Webサーバーは大きく分けて、要求されたファイルをそのままWebブラウザへ送り返す静的な処理と
何かしらの処理を行って要求された結果を返す動的な処理の2種類の処理があるよ。

ゆいちゃん

動的な処理では、Webサーバーの他にAP(アプリケーション)サーバーやリクエストに応じて
DB(データベース)サーバーで処理を行っているんですね。

リーダー橋本氏

これらの動きはサーバーサイドで動くプログラミング言語によって制御しているよ。

ともちゃん

クライアントサイドで動くクライアントサイド・スクリプトとサーバーサイドで動くサーバーサイド・スクリプトがありますよね!

えりちゃん

クライアントサイド・スクリプトの代表的なものはJavaScriptと聞いたことがあります!

リーダー橋本氏

そうだね。最近では、Node.jsというサーバー側で動作するJavaScriptもあるよ。 もし興味があれば調べてみてね。
サーバーサイド・スクリプトの代表的なものは、PHPやRuby、Pythonなどが挙げられるよ。
今回はその中でも、Webサイトでよく使われる「PHP」について学んでいこう!

「PHP」について

正式名称は、「PHP: Hypertext Preprocessor」。
サーバーサイドでWebページを動的に生成するための、機能を多く備えているオープンソースの汎用プログラミング言語。
HTMLやCSSなどで記述された静的なWebページに埋め込むことが可能。

リーダー橋本氏

PHPはサーバーサイドの言語だから、PHPを動かすにはサーバーを用意する必要があるよ。
方法は色々あるけど、今回は「XAMPP」というツールを使用してPCの中に仮想のサーバーを立ててローカル開発環境を作ってみよう。

えりちゃん

「XAMPP」は、どのようなツールなんでしょうか。

リーダー橋本氏

Webアプリケーションの開発環境に必要なWebサーバーやデータベース、プログラミング言語など
オープンソースソフトウェアをパッケージとしてまとめたものだよ。

ともちゃん

様々なOSに対応するクロスプラットフォームのXとApache(Webサーバー)、MySQL(データベース)、
PHP・Perl(プログラミング言語)の頭文字をとって「XAMPP」なんですよね!

リーダー橋本氏

インストール方法については、Webを参考にしてみてね。
まずは「HELLO WORLD」をPHPで出力させてみよう!真似して記述してみてね。

ゆいちゃん

記述したPHPファイルはどこに保存すればいいんでしょうか。

リーダー橋本氏

インストール後、「xampp」フォルダの下に「htdocs」というフォルダが作成されるよ。
この「htdocs」フォルダの下にファイルを配置してみよう。

えりちゃん

「sample.php」という名前でフォルダへ保存しました!

リーダー橋本氏

次は「XAMPP」のコントロールパネルを表示させて、「Apache」を起動させるよ。
上手く起動できたら、ブラウザから「http://localhost:80/sample.php」へアクセスして確認してみてね。
デフォルトでは「XAMPP」で使うポート番号は80番だけど、上手くいかない場合はポート番号の設定を確認してみよう。

ともちゃん

「HELLO WORLD」が表示されました!
トップディレクトリであるドキュメントルートにおいて、デフォルトの設定は「htdocs」フォルダ以下を参照しているんですね。

リーダー橋本氏

PHPはHTMLファイルに埋め込むことができるから、今までに作成したHTMLファイルにPHPを埋め込んで
拡張子を「.php」にすることでPHPが実行できるよ。PHPを使ってWebサイトを完成させていこう!
なにかやってみたいことはあるかな?

えりちゃん

PHPを使って現在の日付を入れてみたいです!

リーダー橋本氏

日付は「date()」関数を使用してPCの日付を取得するよ。()の中にフォーマットを記述して出力してみよう。
デフォルトのタイムゾーンを設定することで、PCの日付がずれていても安心だよ。以下を参考にしてみてね。

ゆいちゃん

日付が表示されました!

ともちゃん

今度は動的なサイトらしいことを試してみたいです!
Webサイトに来てくれた人の表示がアクセスごとに変わるような動きを入れてみたいです。

リーダー橋本氏

それでは、Webサイトに来訪した人をカウントして人数を表示させるカウンタを作ってみよう。
来訪者をカウントするテキストファイルを用意して、カウントを増やしていく処理を行うよ。以下を参考に記述してみてね。

えりちゃん

アクセスするタイミングによって表示が変わりました!もう少し、見た目を整えてWebサイトを完成させます!

おわりに

えりちゃん

ついにWebサイトが完成しました!
難しい部分もありましたが、少しずつ完成していく過程が楽しかったです!

ゆいちゃん

普段、私たちが見ているWebページがどのように表示されるのか、 クライアント側やサーバー側の処理など
Webサイトの仕組みについて学ぶことができ、とても面白かったです!

ともちゃん

もっと色々な表現ができるようデザインや
PHP以外の他のプログラミング言語も調べて試してみようと思います!

リーダー橋本氏

はじめてのWebサイトシリーズはこれで終了するよ。
今回学んだことを応用して色々試してみてね。次回も引き続き、情報処理技術について学んでいこう!

  • 当ページの人物画像はNIGAOE MAKERで作成しました。
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ゆりちゃん

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