Uno Platform を始めてみよう
クロスプラットフォームの比較
世の中には様々なクロスプラットフォームがありますが、現時点での有名どころを表にしてみました。(Unityは主な用途がゲームなので外しています)
上のグラフは表のクロスプラットフォームをGoogleトレンドで比較した結果です。
直近1年で一番勢いがあるのは Flutter である事がわかります。
Uno Platform は 2020/01 に正式リリースされたばかりなので、勢いはまだまだです。
今回は筆者が C# に慣れているという事から Uno Platform を選択していますが、
1から新しい言語を習得するコストを掛けられるのであれば、Flutter も良いでしょう。
Xamarinとの比較
C# に慣れている場合は Xamarin も選択肢に入りますが、比較表にもあるように Uno Platform は以下に利点があります。
- Webアプリが開発できる(Xamarinではできない)。
- XAML記法が WPF/UWP と同じ(Xamarinは独自)。
逆に以下の不利な点もあります。
- Xamarinに比べ情報が少ない(特に日本語の情報)。
- まだ動かないUIコントロールがある。
- macOSは開発できない(予定はある)。
これらは新しいモノにはつきものです。
ただ、オープンソースなのでコミュニティに参加して貢献する楽しみもあると前向きにとらえることもできます。
(英語力必須ですが)
Uno Platformのアーキテクト
(公式サイトより)
図のとおり、Uno Platform の一部は Xamarin の上で動いており、Xamarin は Mono を使って動いています。
(Unity も Mono 上で動いています)
※Mono:「.NET Framewok」互換環境。Linux/Windows/maxOS/iOS/Android/PlayStation4/XboxOne等で動作する。オープンソース。
不利な点として情報が少ないと前述していますが、Windowsアプリは元々の C# + XAML で動き、
iOS/Android は Xamarin の情報を参考にする事ができるので、全く手がかりが無いという事はありません。
おわりに
Uno Platform は登場したばかりの言語ですが、Windows/iOS/Android/Webをまとめて作れるのは魅力的です。
次回から簡単なサンプルプログラムを作成し、その魅力を伝えていければと思います。
- 当ページの人物画像はNIGAOE MAKERで作成しました。