音更町教職員向け研修会
はじめまして!生涯学習事業部GICチームの田中です。
今回は、7月25日(月)におこなわれた、音更町教育研究所様主催の
「GIGA端末活用研修会ー大人も個別最適な学び&協働的な学びをー」
についてご紹介いたします。
講師として音更町教育研究所の先生のほか、弊社からも5名、参加させていただきました。
各教室に分かれて一日に全9コースの研修がおこなわれましたが、Googleアプリの基本的な使い方からプログラミングまで幅広い研修内容となっていました。
音更町教育研究所の所員のかたにお伺いしたところ、研修会の開催にあたり音更町内教職員の全員にアンケートをとった上での内容とのことで、音更町の先生の「今、ここが知りたい!」という思いがギュッとつまった研修になったのではないかと思います。
弊社で担当した講座は5コースです。
1.Googleアプリ 基本編
2.モラル教育の実践
3.プログラミング【マイクロビット&フォロ】
4.プログラミング【ドローン&スクラッチ】
5.プログラミング【レゴ】
この中から2コースご紹介したいと思います。
1.Googleアプリ 基本編
音更町ではGIGA端末としてChromebookを使用しており、Google Workspace for Education に備わっている様々な機能やアプリケーションが日々の授業の中で使用されています。
「Googleアプリ 基本編」ではGoogle社から提供されているアプリの中から、授業の中で特によく使われるアプリについて、基本的な説明から実際の操作練習までをおこないました。
新型コロナウィルスの影響もあり、リモートワークやweb会議が一般的になっていますが、それは学校も同じです。Googleアプリを使用して、出席停止となった児童生徒さんに向けたオンライン授業をおこなったり、家にいながら課題や資料の配布、共有ができます。
今回は「Google Formsを使用してテストを作成し、Classroomで課題として配布する」という実践的なミッションが主催者様から課せられました。
基本編ということもあり、普段から使い慣れている先生にとっては簡単なミッションですが、中には「Chromebookを初めて触ります」という先生もいらっしゃいます。
研修前は「本当に何もわからないです」とおっしゃっていた先生もいらっしゃいましたが、積極的に質問をしてくださり、周囲の先生とも協力しながら操作体験をしていくうちに
「便利だね~」
「あっという間にテストを送れるんですね」
という声が聞こえてきました。
研修後半には先生役と児童生徒役に分かれて、課題の配布と、提出~採点までの流れを実践していただくことができました。
無事にミッションクリアです!
このような研修を通してICTへの苦手意識が少しでもなくなり「ちょっと使ってみようかな」と思っていただくきっかけになることが何よりも嬉しいです!
2.プログラミング「レゴ®」
午後からは、子ども時代に誰もが一度は遊んだことのあるレゴ®を使ったプログラミングの研修をおこないました。
組み立て図を参考に、ブロックを使って車を組み立てます。
1時間半の講座の中で、車の組み立てから、プログラムを作り実際に車を走らせるまでがミッションです。
レゴブロックを使ったことがある先生、はじめて触る先生もいましたが、組み立てている姿は真剣そのもの!
出来上がったときのキラキラした表情は大人も子供も同じなのだと感じた瞬間でもありました。
いよいよ車を動かしてみます。ここからはプログラミングです。
プログラミング方法は小中学校でもよく使われているプログラミングソフトの『Scratch』と似ていて「移動を開始する」「スピードを〇%にする」といったワードブロックを組み合わせておこないます。
まずは、車を前進させてみます。
使用するワードブロックは
①「移動に使うモーターを〇〇にする」
②「移動スピードを〇%にする」
③「〇の向きに〇秒移動する」
④「移動をやめる」
これだけの指示で、車が動き出し停止するところまでを制御できます。
プログラミングが終わり本体にダウンロードする音が聞こえ、いよいよ車が動き出します!
「おーっ!」という歓声とともにあちこちから拍手が湧き上がります。
ここからは先生方の試行錯誤が始まります!
曲がるためにはどうしたらよいのか?
障害物にぶつからないように止まるにはどうしたらよいのか?
自ら課題を設定し、どんどん難しいことにチャレンジしていく姿は「さすが先生!」と感動してしまいました!
今回の研修については、十勝毎日新聞でも掲載されています。
音更町の先生方のICT推進に向けた積極的な取り組みに、参加させていただけたことを非常に嬉しく思います。
今後とも地域のITパートナーとして皆様に頼られる存在を目指していきます!