えりも町LEGOで学ぼうSTEAM教室開催!!
生涯学習事業部の やまざきゆりです。
「LEGOで学ぼうSTEAM教室」イベントをえりも町で開催しました。
えりも町教育委員会ご後援のもと、無事に終了することができました。
チラシは各学校の対象学年の全員に配布してもらい、募集開始当日ですぐに定員になり、注目度の大きさを実感しました。
イベントの目的は
遠くない未来、AIの能力が人間を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」に達するといわれており、現在の人間の仕事の多くが、機械にとって代わられるのは時間の問題になっています。その時、AIを理解し使いこなす側になるか、AIに使われる側になるかで、人の暮らしは全く異なってきます。ただAIに使われるだけの人間にならないためにSTEAM教育は必要になります。
AI時代に求められるSTEAM人材の特徴
(1) 型にはまらない
(2) ひとまずやってみる
(3) 失敗して前進する
問題解決力、プログラミング的思考がこれから必須の能力となります。
では、当日の様子です。
当初の応募から1名キャンセルが出て、その後、見学希望のお問い合わせのあった小学2年生2名の保護者様にご連絡をして参加してもらうことにして、人数は21名となりました。
2人から3名で一組になってもらい、アイスブレーキングでアヒルを組み立てた後、ミッションに取り組みます。
今回は、今後の展開も視野に入れ、前年度のコンテンツを一新し、自動走行車に焦点を絞った内容に変更しました。
テーマに沿って与えられたミッションは、次の6つでした。
- 「自動走行車を製作しよう」
- 「前進・後退できる」
- 「道に従って走ることができる」
- 「障害物の手前でセンサーを活用してストップする」
- 「障害物を避けながら走ることができる」
- 【発展課題】「自分たちの考えた自動走行車を走らせてみよう!」
アイスブレーキングではアヒルの心~自分なりの発想で取り組むことの大切さを伝えます。
アヒルという答えは一つですが、形は一つではない!
つまり、やり方は一つではないということです。
(答えにたどり着くまでにはいろいろな方法があるということを学ぶことがねらいです。)
ミッションをクリアするためのコースは会場に2コース設置。今回は会場がとても広く、余裕をもって設営できました。
子どもたちはコースを自由に使い、自分たちが作成した自動走行車をプログラミングしミッションを完遂させるべく意欲的に取り組んでいました。
大人が思う以上に子供たちは、うまくいかないことがあっても、自分たちで必死に取り組む姿勢を短時間で身に着けることができるのだなと、毎度のことながら思いました。
時間もあっという間に過ぎ、6番目のミッションである、【発展課題】「自分たちの考えた自動走行車を走らせてみよう!」では、イメージがどんどんふくらみ、こんなことがやりたい、あんなことがやりたいという声があちこちで聞こえてきたのがとても印象的でした。
サポートスタッフも見守りつつ、楽しく子供たちと交流する姿を見ることができ、昨年度からの取り組みが実を結んでいることを実感しました。
修了証授与&記念撮影!!
子供たちの思い出の1ページに加われたことをとてもうれしく思います。
私たちは、この教室を通じて未来のエンジニア・善きICTの担い手が生まれることを祈念し、そして、STEAM教育を通じて、子どもたちと大人の豊かな未来のために、地域や社会をつなぐ活動をしていきます。