【シニア大学出張講座】最先端手指デバイスと音楽療法ドラムサークルを体験しよう!
シニア大学出張講座
みなさん、こんにちは! 生涯学習事業部 奥村です。
2024年10月1日、帯広大谷短期大学さまと共同で出張授業に行ってきました。
今回は音更町シニア大学・豊田学級さまにお邪魔して、
「運動で認知症を予防しよう!」
をテーマに、さまざまな体験をしていただきました。
音更町シニア学級の皆様は、とにかくパワフル!
60歳以上の方が対象で、月に1回、今回のような講師を招いた勉強会や、園芸・カラオケ・パークゴルフなど、バラエティーに富んだ活動を行われています。
認知症ってなんだろう??
はじめに、帯広大谷短期大学看護学科正保先生から、認知症についての講義がありました。
世間一般に浸透した「認知症」とは、いったい何だろう?
具体的にどんな症状があったら認知症なの?
予防するためにはどうしたらいいんだろう?
と、シニア学級の皆様に問いを投げかけながら進行していきます。
みなさま積極的で、とっても勉強をされているので、講義のなかでどんどん質疑応答を繰り返し知識を深めていらっしゃるのが印象的でした。
▼帯広大谷短期大学のとってもおしゃれかわいいInstagramでも今回の講義を取り上げてくださっています♪
ぜひご覧ください。
いよいよ、手指デバイスの登場
そして、当社川端から、脳の機能チェックができる「手指デバイス」のご紹介です。
名古屋大学、名古屋工業大学、愛知産業大学、国立長寿医療研究センターが進めるプロジェクトで開発されたこのデバイス。
医療機関とも協力し実証研究が進められています。
手は第二の脳とも呼ばれるほど脳との関わりが深く、手指の巧緻性の向上と脳機能の維持は切っても切り離せません。
まずは木綿豆腐程の柔らかさの筒状デバイスを握ることで、僅かな力の加減を鍛え、脳の機能維持ができる優れモノを体験します。鳥をゴールまで導くゲームで、デバイスを握ると上昇、離すと下降するのですが、皆さん大盛り上がり!
「次私やりたい~」「ちょっとやりすぎなんじゃない~」と、終始和気あいあいな雰囲気で、全員手指デバイスに触っていただきました。
ドラムサークル結成!
今回の講義のテーマは「”運動”で認知症を予防しよう!」。
次は、体全体を使っていきましょう!
実は、このブログを書いております奥村、音楽療法士&教員免許(音楽)を所持しておりまして、専攻楽器がパーカッションという、IT界隈ではあまり見かけない経歴の持ち主でございます。
この話をいただいた際、「ドラムサークル(みんなで輪になり太鼓を叩く活動)」を得意としている話をさせていただいたところ、意気投合。
短い時間、たった1回、そしてイベント内のプログラムの一つということもあり、音楽レクリエーション的な立ち位置で実施することとなりました。
ドラムサークルは、先生が太鼓を教える場ではありません。私も含めて、みんなで太鼓をたたきたい、素敵な音楽を作りたいというイメージを持って行います。
なので、ここでの私は「奥村先生」ではなくみんなの隣人「まなちゃん」です。
そんな自己紹介がてら、アフリカ出身の「ジャンベ」という太鼓の演奏を披露いたしました。
楽器が出てくると目を輝かせるみなさんに、そのまま全員でのドラミングに移行していきます。声も言葉も使わずに、手を大きく掲げたのを合図にして全員でピッタリと音が止まった時には拍手が巻き起こりました。
楽器の説明などを受けたあとのセッションでは、はじめとは全く異なり、周りの音を聞いてみたり、もっと自分の世界に入り込んで叩いてみたり、多種多様な演奏を楽しめたのではないでしょうか。
全員でピッタリとタイミングをそろえて1音叩いて演奏が終わり、みんなとつながった一体感のなか今回の出張授業は終了となりました。
いい学びになりました!
現在、中央コンピューターサービス(CCS)では、ヘルステックの領域にITがどのように関われるかについて、様々な試みを考えています。
地域のみなさまの健康寿命の延長、福祉施設へのIT導入など、地域の皆さまの過ごしやすい環境つくりのお手伝いができるように、ますます、考えていきますので、よろしくお願いいたします。
ドラムサークルの実施依頼も、ぜひ奥村(おくむら)までお待ちしております(笑)